拙作のShopCard.meというお店の情報を集めるアプリがあります。
Google place apiと、Yahoo! loco api(名前変わったっけ)と独自のデータベースを組み合わせてお店の情報を表示しているアプリです。
例えば、行ったところ、行きたかったところをまとめて管理できるので、僕は旅行や出張先の行き先管理にも使っています。
もう5年ぐらい淡々と運営しているものですが(iPhone X対応やらなきゃ..)、本当にやりたかったことの一つに、
「正月にお店が営業していることを、このアプリ上でどう把握できるようにするか?」
というお題がありました。
お店に行きたいお客さん向けの情報技術としては「今、サービスを享受できるか?」こそが一番大切で、それを実現するために、食べログやぐるなび以外にも、トレタなどの予約サイトがあるのだと思うぐらいです。
UBER eatsは宅配という手法で今営業してるお店だけが表示されるわけで、それも一つの解決法です。
下記記事を拝見していて改めて、ShopCard.meで実現したかったことを思い出すきっかけになりました。
ローカルビジネス(カフェなど)のホームページがほとんど意味ないのでは…という話
ただ、更新されず、デザインもよくわからないホームページや、アメブロ(アメブロを否定はしていません。ブログとしての機能で十分な気がします)をホームページとして使うのはいらない気がします。
ホームページの目的はなんなのか?という部分が大切だなぁと改めて思ったのと(ブランディングなのか、情報告知なのか)、あと技術を求められて更新性が落ちるなら、別の手段の方が良くて、それがwordpressだったり、twitterでもインスタでもいいので更新できる奴使おうよ、という印象を持ちました。
また、
ところで、そんな話をしていると母が言いました。Googleの営業日は信用していない。
これって店のオーナーじゃない人が情報更新申請したか、もしくは臨時休業の場合ですよね。結果、お店の営業日と実際は異なっていて…おいやってないぞ。ということが起きます。
お母さんが鋭すぎる。ちなみに臨時休業を伝えることこそがWebの価値ですよ。
ShopCard.meのデータがGoogleのデータなのでよく見てますが、Google上のデータって、明らかに人が入力した以外にクローラで集めてきた情報を関連付けてるような気がしていますので、基本的に100%は信用できないです。
信用はできないけど、それでも存在しないよりは遥かにマシというものです。クローラの情報が混ざってしまっている以上、一つのお店が頑張って情報を更新していても、全体として信用できないところに足を引っ張られるというのが現実だなと思います。
(要は発信側ではなく、受け手側の解釈の話なので)
さすがにアメリカ国内でのGoogleのデータの質は高いのですが、日本では未だ持って、まだまだというのが現実で、ShopCard.meでもYahoo!さんのデータと併用させてもらってるのはそれが理由です。
だからGoogleだけでは足りないというのが個人的印象で、エビデンスとなる情報ソースは別に持っておいたほうが良いと思います。
それがホームページでもブログでもtwitterでもよいですが更新されていることが大切です。そもそも、Googleはそういう情報ソースを頼りに持ってくるので、Googleだけで完結するのはオススメしない理由にもなります。(お店の混雑状況は、androidの位置情報から推測してるそうなので、あれは良い)
ちなみに、よくいくゴールデン街のお店の人たちはtwitterかfacebookをちゃんと更新してくれているケースが多いので、助かります。今日やってるかやってないか、ママさんが酔っ払って遅刻してまだお店が開いてないか?という情報は大切です。
ただtwitterだけでは、フォローしていない人や一見さんが、そのアカウントが存在することを探すのが極めて困難なので、それだけでも足りないかなという印象で、すぐググれるという意味でやっぱり公式のホームページを作ってあげて、そこにツイート枠を組み込んで最新情報を表示するのが、よくある構成ですがこれが一番ベストではないかと。
また、同じくゴールデン街のお店でBASEを使ってホームページ代わりにしているお店もあります。入店チケットを販売されているのですが、なにげに僕は気に入っていて、あぁ、ShopCard.meができてないことをBASEが実現しているんだなぁとしみじみ思うわけです。
何よりBASEをホームページに使うなら維持費は無料ですし、チケットや物販などもしているので、グッズやコーヒーなどを売っていただくこともできますし、BASEアプリにファンを作って、お店のライブ配信などもできます。お金周りは何も管理せずともBASE社に外注してもらえるわけですし、キャリア決済だってJCBのカード決済だってすぐに使えるわけです。
(これ決済ビジネスに詳しい人や、昔携帯ビジネスやってた人たちであれば、相当、驚いてもらえる部分かと)
また、BASEアプリを通じてpush通知を使ってファンの人たちにリアルタイムの告知もできます。今更見られてないメールマガジンの歩留まりに依存するのではなく、push通知送れますから。
なお、今のところ「今行けるの?行けないの?」については、まだ電話が最高かな、と思います。僕はShopCard.meを作ってからから電話することがめっちゃ増えました。特にいつもいくマッサージ屋さんとか美容院はグループに登録してあって、そこから連絡してます。
でも、こう冷静に書いているとBASEでローカルホームページ作るの最高じゃね?と思うわけで、ShopCard.me作者としては少し悔しいなと。
まぁShopCard.meを作っててBASEとつなげるといいことあるんじゃないか?と思って技術顧問を志願したのが、今の流れの始まりなので、直感は間違ってなかったですけどね。